大人は立ち入り禁止の現場

昨年6月に100冊限定販売、、即日完売した「今日も明日も負け犬。―西山夏実の完全実話録―」がついに映画化!

監督として現場に立ったのは、起立性調節障害と闘う女子高生映像クリエーター西山夏実。スタッフ総勢21名は皆、西山の声掛けによって集められた。主人公西山夏実役は、女優志望であり、そして西山の親友でもある菜々夏が、本作品最重要人物である蒔田ひかる役は本人役として堤ひかるが演じている。また映画に関わる脚本、台本制作、衣装プロデュース、ロケ場所手配から、ヘアメイク、演技指導、照明は全て高校生が手掛け、まさに大人立ち入り禁止の撮影現場が繰り広げられた。本作品で描かれている高校生にしか生み出せない感情。あなただけの青春を思い出してみませんか?

あらすじ

これは、女子高生監督西山夏実(17)の実話に基づく物語である。

明るく元気な主人公夏実(14)。中学2年生で起立性調節障害を発症し、保健室登校を始める。そこで、一人の少女と出会う。それは目に力が無く、一言も発さない。どこか闇を抱えている「蒔田ひかる」であった。

病気のせいで、当たり前の生活が奪われていく夏実の生活。いつしか生きる意味を失った夏実の中で一緒に保健室で過ごすひかるの存在が大きくなっていた。二人は何も言葉を交わさず、ただただ保健室のベッドに並んで座っていた。

ある日、夏実は夢を抱く。

「ひかるを笑わせたい」

しかし、先の見えない闘病生活と病気を理解されない孤独さに追い込まれていく夏実は、いつの間にか自分の居場所がなくなっていることに気付く。それでも、脳裏によぎるのはひかるの全く笑わない顔。そして、抱いた夢。

ひかるを笑わせるために、夏実が選んだ手段とは—。